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おせちは食材の名前に縁起をかつぎ、五穀豊穣、家族の無事、子孫繁栄の祈りを込めた料理です。重箱に詰めるのは「めでたさを重ねる」ためで、春夏秋冬、東西南北をあらわす意味で四段重ねがならわしだそうです。
保存の効く調理法が中心になったのは神の宿る「節」の日に火を使うことを避けるとともに、正月のお祝いの日くらい主婦を家事から解放するためでもあります。
それぞれの食材に、どんな願いが込められているかというと…
●黒豆
「まめ」は丈夫・健康を意味することば。1年中「まめ」にに暮らせるようにという願いが込められています。
●田作り
豊作を願い、田に肥料として小魚を撒いたことが由来だそうです。昔の人々の五穀豊穣を祈る気持ちもいっしょに味わえます。
●数の子
たくさんの卵がある数の子は、子孫繁栄の象徴です。今は高価な品物になっていますが、かつては日本中どこでも入手できる一般的なものでした。
●昆布巻き
日本料理の必需品ともいえる素材。「よろこぶ」とかけて、煮しめの結び昆布、昆布巻とおせち料理でも大活躍です。
●えび
えびは腰が曲がるまで長生きを、という意味で、長寿の願いをこめ、お正月飾りやおせちに用いられます。
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