食事は毎日元気に生活するための源です。
楽しく食事をするための「食の情報」をお伝えします。


 新緑のまぶしい季節。やっと暖かくなってきたものの、毎年5〜7月は雨の日が続く「梅雨」の季節。「梅雨」は、中国から「ばいう」と伝わり、江戸時代頃より「つゆ」と呼ばれるようになりました。最初はカビが生えやすい時期なので「黴雨(ばいう)」と呼ばれていましたが、「黴」では語源が悪いと、この時期に梅の実が熟すことから「梅」という字を当てたそうです。他にも、「黴雨」が同じ音の「梅雨」に転じたなど、その諸説は様々です。
 梅は春先にかわいい花を咲かせ、その実は梅雨時に収穫されます。中国では、まだ青い梅を燻製にした「鳥梅(うばい)」が薬用として食されており、日本に最初に入ってきた梅ともいわれています。
 梅干は、食べると「すっぱ〜い」ですね?これはクエン酸という成分で、体内に蓄積された疲労物質を分解・排出し、さらには作りにくくしてくれます。身体に吸収されにくいカルシウムも、クエン酸と結びつく事により吸収されやすくなります。また、暑さからくる夏バテも、梅干を食べる事によって唾液や胃液の分泌を盛んにし食欲を増進してくれます。さらに老化防止のバロチンと呼ばれる成分も含み、これは別名若返りホルモンと呼ばれています。
 他にも、便秘や下痢を解消したり、腸内の殺菌作用、血液をさらさらにしてくれたりと、栄養効果は果物の中でも一番!この時期は一年のなかでも食中毒の発生が最も多く、そのうえ腸内環境が悪いと食中毒を起こしてしまいやすいので、栄養価も高く、殺菌力・解毒力の強い梅干しを食生活に取り入れて、お腹の中から元気にしていきましょう。