食事は毎日元気に生活するための源です。
楽しく食事をするための「食の情報」をお伝えします。


 さつまいもと同じくらいに秋の味覚となっている栗。ことわざでも「モモクリ三年カキ八年」とあるように、その成長はとても早いです。5〜6月に花が咲き、9月〜10月にはイガが裂けて中から実がぴょこんと顔を出します。この時期が一番おいしい旬です。
 栗には大きく分けて4種類あります。シバグリが発達した日本原産の日本栗。全国的なブランドとして「丹波栗」があります。小粒で甘味が強い中国栗。なかでも天津栗は有名ですね。この栗は害虫に非常に強く、日本では栽培できない品種です。そして、日本栗よりは小さく、外皮は淡褐色でマロングラッセの材料にもなる西洋栗と、もともとは木材やタンニンの原料だったのが品質改良により食用になったアメリカ栗、の4つです。
 栗の主成分は糖質で、デンプンを多く含んでいます。他にタンパク質、ビタミン、カルシウムやカリウムを含み、筋肉や骨を丈夫にし、血流を良くするなどの働きがあります。また、栗の葉やイガは、咳止めやぜんそくに煎じて飲まれています。
 栗はそのままでは堅くて食べる事ができません。食べ方としては、まず水に1時間ほどつけて鬼皮(外の堅い皮)を柔らかくします。下部の色が変わっている部分(おしりの部分)を薄く切り落とし、次にまわりの皮を剥きます。切り落とした箇所に包丁の刃先を引っ掛けるように、下から上にむかってはがすようにすると簡単にはがれます。渋皮も同様に剥き、剥いた後は水に10〜15分程さらしてアクを抜きます。これで、おいしいむき栗の出来上がりです。
栗はあまり日持ちがしませんので、早いうちに食べてしまいましょう。どうしても残ってしまうときは、まだ調理していない栗は湿らせた新聞紙に包んでポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。調理した栗はそのまま茹でて「ゆで栗」にしてしまいましょう。