食事は毎日元気に生活するための源です。
楽しく食事をするための「食の情報」をお伝えします。


 野菜の中で、大根・キャベツについで需要が高いのがたまねぎです。どんな料理にも  使える万能野菜ですが、刻んだときに出てしまう涙は困りもの。悲しいいわけでもないのにポロポロポロ…涙が止まりません。原因は、たまねぎに含まれる硫化アリルなどのイオウ化合物によるものです。ですが、この硫化アリルにはすばらしい効果・効能があります。
 たまねぎの刺激成分である硫化アリルには血液をさらさらにする効果があり、これは高血圧、糖尿病、動脈硬化、脳血栓、脳梗塞などの予防になります。また、胃の消化液の分泌を高めて食欲増進、強い殺菌力、脂肪の吸収を抑えるなどの働きや、豚肉やかつお、大豆などのビタミンB1と結合してアリチアミンとなり、ビタミンB1を吸収しやすくしてくれます。ただ、硫化アリルは加熱することでプロピルメルカプタンに変化してしまいますので生食でしか摂れません。このプロピルメルカプタンはとても糖度が高く、たまねぎを炒めると甘くなるのはこの成分の為です。
 サラダなどには生のたまねぎも使われますが、調理する前に水にさらし、苦味を取ります。でも、あまり長くさらしすぎると栄養分まで流れていってしまいますので程ほどにしましょう。また、切ると涙がでる、これには対処法があります。たまねぎは切る前によく冷やし、包丁や切り口は水で濡らします。切る際は、良く切れる包丁ですばやく切ります。繊維にそって切るのも効果的です。これだけでも少しは違ってくると思います。
 たまねぎは、切るのも一苦労。辛味を抜くのも一苦労ですが、栄養効果はバッチリなので上手に活用していきましょう。